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車の違和感?突き上げが起こる原因と改善方法を詳しく解説

車を走らせているときに、ゴンゴンと突き上げられているように感じた経験がありますか?
道路の状態によって、突き上げられるように感じることもあります。

しかし、車の突き上げが起こる原因は道路状況だけではありません。
もしかすると、車両の故障が原因で突き上げているように感じる可能性があります。

この記事では、突き上げの原因について解説します。
車両故障や車高調の取り付けを検討している方は参考にしてください。

車の違和感?突き上げが起こる原因と改善方法を詳しく解説

車の突き上げが起こる主な原因とは?

路面の段差や継ぎ目、マンホール蓋の上を通過するときなどの道路状況によっても起こる可能性があります。

また、下り坂から平坦な路面へ荷重が変わるときにも起こります。
通過時のみ感じているのであれば、大きな問題はありません。

しかし、常に突き上げ感がある場合は、原因を見つけて改善が必要です。

車の突き上げは、主に次の3点が考えられます。

1.タイヤ
2.サスペンション
3.車高調

主な突き上げの原因について説明します。

1.タイヤ

タイヤの劣化によって、突き上げを感じる場合があります。

タイヤが劣化すると次のような状態になり、乗り心地が悪くなってしまいます。

・ホイールの変形
・空気漏れ

タイヤの空気は、確認することが大切です。
必要な空気が入っていないと、走行中に道路の亀裂や少しの段差などで突き上げているように感じる可能性があります。

タイヤの空気圧は、正しく管理しないとパンク・バーストが起きてしまうため、とても危険です。
事故に直結する可能性もあることから、日頃から確認しましょう。

2.サスペンション

サスペンションは、道路による衝撃などを吸収する役割があります。
しかし、劣化していると衝撃を吸収できず、突き上げや衝撃を感じる可能性があります。

考えられる不具合は以下の点です。

・適正なセッティングができていない
・サスペンションの劣化

突き上げなどを感じるほか、車全体が歪んでしまったり、がたつきなどを感じてしまったりするため、早めの交換が必要です。

サスペンションは、複数のパーツで構成されています。
そのため、点検する場合にはそれぞれのパーツをチェックしなくてはなりません。

車高調を取り付けている場合も、突き上げを感じる可能性があるため、合わせて点検を依頼してください。

3.車高調

車高調は、正しい取り付けができていないと突き上げられるような乗り心地になる可能性があります。

車高調は、サスペンションの仲間です。
車高を変えたり、自分好みの乗り心地へ変えたりする場合に使用するアイテムのため、DIYで取り付けた際に不具合になる恐れがあります。

車高調による突き上げを放置すると、次のようなリスクが起こります。

・乗り心地が悪い
・サスペンションが衝撃を吸収できず故障する
・車の足まわりやボディが歪む

車高調による突き上げなどがあった場合には、早めに修理・点検を依頼しましょう。

車の突き上げを解消する方法

車の突き上げは、放置しておくと乗り心地が悪くなるだけでなく、車両への不具合になるる可能性があります。
そのため、早めに解消するよう心がけましょう。

突き上げの解消方法を原因別に解説します。

1.タイヤの空気圧をチェックする

タイヤが原因で突き上げを感じる場合は、空気圧を確認しましょう。

タイヤの空気圧は、車によって異なるため必ず適正の空気圧を確認してください。
運転席のドアの内側などに記載されているケースが一般的です。

指定空気圧通りに空気を入れるのが大前提ですが、指定空気圧の0~+20kPaの範囲内で管理すると安心できます。
分からない場合は、ガソリンスタンドやディーラーなどで相談しましょう。

また、走行中に車の突き上げを感じた場合は、安全な場所でタイヤの状態を確認してください。
もしタイヤがパンクしていた場合、そのまま走行を続けていると大事故になる可能性もあります。

パンクしているときは、JAFやロードサービスなどにタイヤ交換を依頼しましょう。

2.サスペンションまわりを確認してもらう

サスペンションの劣化により突き上げを感じた場合、点検や修理に出しましょう。
サスペンションは、車の状態や走らせる状況によって、劣化の状況が異なる傾向にあります。

交換するとよいタイミングは以下の通りです。

・走行距離が5~8万kmを超えている
・新車登録から10年以上が経過している

上記の状態以外でも、乗り心地が悪くなっている場合は、ディーラーや整備工場へ交換・点検を依頼しましょう。

3.車高調の調整をする

車高調が原因で突き上げるような感覚がある場合、すぐに点検を依頼してください。
DIYで車高調を取り付けている場合は、セッティングミスの可能性があります。
専門知識が必要になるため、整備工場やディーラーなどで相談をしましょう。

可能性のある原因は次の通りです。

原因 パーツ 状態
減衰力調整 ショックアブソーバー 減衰力が強い:パーツの伸び縮みの抵抗が強いためぐらつきやすい

原水力が弱い:伸び縮みの抵抗が少ない

バネの確認 スプリングレート 車を支えるバネの力を下げると突き上げ感が少なくなる

合わせて、車高調のパーツで起きているオイル漏れやネジのゆるみ、内部部品の摩耗なども不具合につながっている可能性があります。
原因を特定したうえで、適切な対応をしてもらいましょう。

4.車両の定期的な点検を実施する

足まわりだけでなく、車両自体に問題がある可能性もあります。
車両が経年劣化により、突き上げられるような乗り心地になってしまう恐れがあります。

長く乗り続けている場合は、さまざまな不具合になる可能性があるため、定期点検を中心に、故障しているパーツは適宜修理・交換を検討しましょう。
また、シートがへたってしまうことで、車両の振動をダイレクトに感じる可能性もあります。
シートを取り替えるなどもご検討ください。

まとめ

車の突き上げの原因について紹介しました。

車の突き上げが起こる原因はさまざまありますが、多くは足まわりの不調によるものです。
突き上げられるような感覚があった場合には、すぐに点検を依頼しましょう。

車高調を取り付けている場合、不具合になっている可能性があるため、合わせて点検を依頼してください。
突き上げ感がある場合、放置していると車両やサスペンションの故障につながる可能性が高いため、早めの対応が必要です。

定期点検と合わせて、自分でも車の状態を日頃から確認するように心がけましょう。

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コラム監修者 プロフィール

コラム監修者 プロフィール 磯崎学(イソザキマナブ)

磯崎学(イソザキマナブ)

中央大学法学部にて政治学科を学ぶ。
大学卒業後、三井海上火災保険会社で保険営業の基礎を学ぶ。
その後、平成10年12月より独立し、現在、自社の代表を務める。

代理店として25年以上の実績があり、企業への保険提案を得意としている。
事故処理の経験も豊富。

■保有資格
損害保険大学課程コンサルティング資格、損害保険募集人一般資格(通称:損保一般)、生命保険専門資格