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一番安い車の保険は?自動車保険が安くなるコツを解説!【補償見直しがカギ】

自動車保険の保険料は毎月かかるため、少しでも安くしたいですよね。
保険料を安く抑えるためのコツや補償見直しのポイントを解説します。

一番安い車の保険は?自動車保険が安くなるコツを解説!【補償見直しがカギ】

自動車保険で知っておくべき基本情報

安い自動車保険を選ぶうえで知っておくべき基本情報は2点あります。

「等級」によって保険料が大きく変わる!

等級によって保険料が大きく変わるのはご存知ですか?
自動車保険は、運転者の事故を起こすリスクにより保険料の割引率が決まります。
保険料の割引率を決めるために等級があり、1等級〜20等級の20段階に区分されます。

保険の初めての契約時は、6等級から。
1年間で保険を使わないと1等級上がり、事故で使うと程度により1等級または3等級下がります。

事故の有無・等級によって割引率も大きく変わります。
事故で保険を使った経験がある方は保険料が高くなると覚えておきましょう。
そして、保険を検討する際には現在の等級を把握したうえで検討してください。

代理店型・ダイレクト型の違い

保険の加入方法として、代理店型とダイレクト型があります。
以下の表にそれぞれの特徴を記載します。

  代理店型 ダイレクト型
概要 代理店の担当者と店舗や自宅などで相談・手続きをする方法 インターネットや電話を通してお客さまが直接契約・手続きをする方法
特徴 ・担当者と直接会って話ができ、 安心感がある

・不明点が質問でき、サポートも 手厚い

・代理店で契約・手続きを行うた め、代理店手数料等のコストが かかる

・インターネット環境があれば24 時間どこでも手続きできる

・自分で保険を探し、比較検討が 必要

・お客さまと保険会社が直接やり とりをするため、コストがかか らない

保険料の面で比較すると、代理店型よりダイレクト型の方が安くなります。
少しでも安くしたい方は、ダイレクト型を検討しましょう。

保険料を抑えるための補償見直しのコツ4選

保険料を安くするためには、補償見直しが大切です。
以下4点のコツを押さえて、保険を選ぶ参考にしてください。

運転者限定・運転者年齢条件を見直す

自動車保険は、運転者の範囲・年齢を設定できます。

運転者限定(4種類):保険を適用する運転者の範囲の設定

・本人限定
・本人・配偶者限定
・家族限定
・なし
(保険会社によっては取り扱いがない項目あり)

車に乗る運転者全員の範囲の設定が大切です。
本人または本人・配偶者限定できる方は、なしの場合より保険料が安くなります。

運転者年齢条件(4種類):保険を適用する運転者の年齢条件の設定

・全年齢補償
・21歳以上補償
・26歳以上補償
・35歳以上補償

最も若い運転者の年齢に合わせた設定が大切です。
最も若い運転者が21歳以上の場合は、限定すると保険料が安くなります。

運転者限定・運転者年齢条件は生活環境の変化により適宜変える必要があるでしょう。
見逃しやすいポイントですので、少なくとも更新時には確認してください。

必要な補償内容のみに絞る

保険料を少しでも安く抑えるポイントを、補償内容の項目ごとに分けて説明します。
比較検討する際に、ポイントを参考にして探すとよいでしょう。

項目 補償内容の説明・ポイント
対人賠償

対物賠償

・他人が死傷した場合、他人の車や物を壊した場合の補償

・相手方への補償なので「無制限」でつける必要がある

人身傷害 ・自分や同乗者が死傷した場合の補償

・「車内のみ」と「車内+車外」がある

「車内のみ」にすると安くなる

搭乗者傷害 ・人身傷害の上乗せの補償

・生命保険と重複する場合は必要なければつけなくてよい

車両保険 ・車両の修理費のための補償

・「一般型」と「エコノミー型」がある

運転への不安や当て逃げなどの心配がなければエコノミー型にする と安くなる

レンタカー費用特約 ・事故で車を修理している間のレンタカー費用の補償

・必要に応じて特約をつける

弁護士特約

個人賠償特約

・弁護士特約:相手方へ損害賠償請求をする際の弁護士費用の補償

・個人賠償特約:日常生活で加害者となった場合の損害賠償の補償

・複数の自動車保険、そのほかの保険で入っている場合は不要

保険料の支払いを年払いに変更する

払込方法:年払い・月払い

月払いより年払いの方がトータルの保険料を安く抑えられます。
また、年払いを選ぶと支払い方法の選択肢も豊富です。
資金に余裕がある方は検討する際に参考にしてください。

割引サービスを利用する

自動車保険には各種保険会社が展開している割引サービスがあります。
当てはまる場合は活用すると保険料を抑えられるので、積極的に利用しましょう。

割引サービスの代表的な例

・インターネット割引:インターネットで申し込みをした場合の割引
・ゴールド免許割引:運転免許証の色がゴールドだった場合の割引
・新車割引:新車登録から49ヶ月以内だった場合の割引
・Web証券割引:保険証券を郵送せずにインターネットで確認する場合の割引
・ASV割引:該当車種・型式年度を満たし、かつ自動ブレーキ装置が搭載されている車の場合の割引
・ノンフリート多数割引:2台以上の自動車を1つの保険証券で契約し、一定の条件を満たす場合の割引

まとめ

補償見直しのポイントや保険料を抑えるコツを知ると保険選びに迷わなくなります。
比較検討する際に、本記事の内容を参考にして選びましょう。

キッチンカー向け保険についてはこちら
キャンピングカー向け自動車保険についてはこちら

コラム監修者 プロフィール

コラム監修者 プロフィール 磯崎学(イソザキマナブ)

磯崎学(イソザキマナブ)

中央大学法学部にて政治学科を学ぶ。
大学卒業後、三井海上火災保険会社で保険営業の基礎を学ぶ。
その後、平成10年12月より独立し、現在、自社の代表を務める。

代理店として25年以上の実績があり、企業への保険提案を得意としている。
事故処理の経験も豊富。

■保有資格
損害保険大学課程コンサルティング資格、損害保険募集人一般資格(通称:損保一般)、生命保険専門資格